フェイルディラシア星系第二惑星、エッカート。
現在の統一的惑星政府はエッカート星間連邦。
その第四シティ、Technical。
おそらく、このシティでもっとも有名な施設、エッカート工科大。
最近はカザン博士や平賀博士にあこがれてやってきたという学生もいる。
(まったく、あんなのが増えたら周りが迷惑すると思うけど…。まあ、平賀博士はいつもつきあわされていたけどね…。まぁ、卒業後もっと自由な研究環境を求めて旅立っていったのはうちからすればよかったんだけど。個人主義のエッカートで研究を手伝ってくれる人なんているわけないじゃない)
ヘレナ・ログ。エッカート工科大教授。世界初の自我を持つ人工知性開発者。
ヘレナ「今日の講義はここまで。次回の研究課題はハインケル・スケール(人工知能が人間にどれほど似ているか計る尺度)の問題点について論文を書いてきなさい。以上」
放送〈ヘレナ教授、ヘレナ教授。至急、研究室へ〉
ヘレナ(また催促か…予算もださないくせにいい加減にして欲しいわ。大体、FTO軍は団結がゆるすぎなのよね。所詮、FTO加盟国軍の混成部隊だし。自由主義同盟なら連合軍なんて無理しなくても)
FTO連合軍技官「やあ、教授。研究は進行しているか?」
ヘレナ「予算が足りないわね。研究員を増やしてもらえないものかしら」
技官「無理だな」
ヘレナ「だいたい、出力2倍のイオンシールドなんて要求が無理があるわ。技術革新を待ったほうがいいわね。既存理論でできるものじゃないわ」
技官「相変わらずだな。だが―」
ヘレナ「怪獣対策の技術開発を急げ、と?」
技官「ご名答。平賀博士が機能停止を行ったが、彼の援助なしでは誰にも倒せなかっただろう」
ヘレナ「ジオイド弾を使えば良いんじゃないの?」
技官「PoEのような資金をかけるのは無謀だ。今、誰にそれだけの力があるというんだ?」
ヘレナ「…FTO連合軍司令部に入る事はできる?」
技官「何を言う。一介の技術者の分限でそれだけのことはできん」
ヘレナ「怪獣の簡単なデータがあるでしょ?見せてみなさい」
技官「…あとで送ろう」
つづく(かも)
0 件のコメント:
コメントを投稿